映画「言の葉の庭」 感想

   

先日映画「言の葉の庭」を見てきました。
もう見てからかなり日が経ってしまいましたが、感想なんか書きたいと思います。
あらすじも一応書きますが、もうかなり「言の葉の庭」を見てから日がたっているのでかなり簡単なものになってしまいますが、ご了承を。
というわけで映画「言の葉の庭」の簡単なあらすじと感想です。


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以下あらすじ。
主人公の孝雄は高校生で靴職人を目指していた。そして、雨の日の1限目の授業はさぼり庭園で靴のデザインを考えるのが日課だった。
その庭園で孝雄は年上の女性・雪野と出会う。
朝からビールとチョコレートを食べている雪野に驚いた孝雄だったが、雨の日に庭園に行くと必ず雪野がおり、次第に話を交わすように仲良くなっていく。
孝雄は雪野に靴職人を目指していることを話し、雪野の足の採寸をさせてもらい、雪野の靴を作ることになったが、孝雄は雪野から名前も年齢も職業も抱えている悩みも聞いていないのだった。
梅雨の時期も明けた夏のある日、孝雄は学校で雪野とすれ違うことになる。
実は雪野は孝雄の通う高校の古文の教師で、3年の生徒から嫌がらせを受け退職に追い込まれていたことが明らかになる。
朝からビールやチョコレートを食べていたのも3年の生徒からの嫌がらせで味覚障害になってしまい、刺激の強いものでなければ味がわからないからであった。
孝雄は嫌がらせの首謀者の3年生に会いに行くが、取り巻きの男子生徒と喧嘩になり返り討ちにあう。
その後、庭園に向かった孝雄はそこで雪野と会う。
そこへ突然の雨が降り、二人はびしょ濡れになりながら雪野の家に行く。
2人分の料理を作る孝雄、濡れた服を乾かす雪野。2人は今がずっと続けばいいのにと思うのだった。
食事の後、雪野に好意を告げた孝雄だったが、雪野は地元の四国へ帰ることを告げ、拒絶する。
部屋を飛び出す孝雄を雪野はしばらく考えてから追いかけるのだった。
階段の踊り場にいた孝雄は今までの感情を雪野へ爆発させる。雪野は孝雄に抱き着いて孝雄に救われていたと泣き出すのだった。
季節が変わり、雪野は四国で教師となった。
しかし2人は手紙でやりとりをしており、孝雄はいつか作った靴を持っていこうと誓うのだった。
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以下感想。
まずは映像ですが、ニュース番組で特集でも言われていたように非常にきれいでしたね。雨の描写もCGを使わず描かれていて見事でした。
また、新宿御苑などの景色もきちんとロケハンされているのでしょう。とてもしっかりと再現されており、新海誠ファンにとっては聖地巡礼のし甲斐がある映像になっています。
私は新海誠監督の作品は「ほしのこえ」「雲の向こう、約束の場所」の2作品を見たことがあるのですが、「雲の向こう、約束の場所」もかなりしっかりロケハンされているであろうなと思う再現率ですよね。
作品の長さは40分ほどでかなり短いです。なので映画の料金も1000円となっております。まあもともと新海誠監督は「言の葉の庭」は映画のつもりで作ったのではないとのことだったので仕方のないことではありますかね。
料金を1000円にしてくれただけ良心的かと。
ただ、40分で終わらせないで、あと10分とか20分とか付け足して、
孝雄と雪野のその後をもっと描いてくれてもいいのにと思いました。たとえば孝雄が靴職人になった後の話とかを。
あと、ヒロインの雪野の声優を花澤香菜さんが演じてます。
雪野は27歳(?でしたっけ、確か。)なので、花澤さんの声だと幼すぎないかと思いましたが、途中から全く違和感を感じなくなりました。やっぱり声優ってすごいですね。
んで、肝心のストーリーですが、非常に後味の良い終わり方で終わった後も余韻に浸れますね。
そして、なんというかうまく言えませんが、
見ている側が孝雄と雪野の仲を応援したくなるようにうまい具合に作られていますよね。しかもとても繊細な感じで。
普通のアニメとかだとただヒロインが可愛いとか支えてあげたいとかで終わってしまうんですが、この「言の葉の庭」はそこからさらに主人公を応援したくなるんですよね~。
それはやっぱりキャラクターの心情を繊細に丁寧に描いているからなんでしょうかね。
でもちょいちょいストーリーにツッコミどころもあって、
雪野が午前中から新宿御苑でビールを飲んでいるんですよね。でも「言の葉の庭」の劇中の新宿御苑の入り口に飲酒禁止って注意書きが書いてあったり、映画が終わった後も新宿御苑は本当は飲酒禁止ですって注意が出たりしますww。
あと、孝雄は靴職人を目指しているので、お金を貯めようとアルバイトをしています。
にもかかわらず雨の日は1限の授業をさぼって、お金を払って新宿御苑に通って靴について勉強をしているんですよね。
まあそれでも非常に面白いです。
まだ見ていない人は是非見てみてください。
ちなみに「言の葉の庭」の前に上映される、新開誠監督の短編作品「だれかのまなざし」も素晴らしい出来だと思います。
また、TOHOシネマズで「言の葉の庭」上映終了後にジブリの最新作「風立ちぬ」の予告が流れて、映画を見終わった後の余韻がぶち壊されたという話を聞きましたねww。
私もTOHOシネマズで見たのですが、上映終了後「風立ちぬ」の予告は流れませんでした。ラッキーでした。「言の葉の庭」を見終わった後の余韻をぶち壊されなくてよかった。

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