<小説>SHIROBAKO イントロダクション 感想

   

SHIROBAKO イントロダクション

SHIROBAKO本編開始前の5人の初めてを描いた物語が小説化という事で購入して読んでみました。

以下、<小説>SHIROBAKO イントロダクションの感想になります。

 

内容はメイン5人の短編集となっていて、さくっと読める文章量になっています。キャラそれぞれの簡単なシナリオとして、

 

・みゃーもりは制作進行として武蔵野アニメーションに入社して先輩である矢野さんにいろいろと教わりながら奮闘する日々を描いています。

またいろんなアニメ会社の同期入社の制作進行が集まって飲み会が開かれて、みゃーもりはそこで辻さんという女性と出会います。

みゃーもりはそこまでアニメに興味がないという彼女に自分と同じ新人とは思えない仕事ぶりを見せられて、アニメが好きという事はアニメ業界で仕事をするうえでは邪魔にしかならないのではないかと苦悩する。

そんな苦悩するみゃーもりに辻さんから思わぬ言葉をかけられて…という話です。

 

まだ新人という事もあり、右も左もわからず苦戦するみゃーもりですが、知らず知らずのうちに周りの人をやる気にさせてしまうイデポン宮森としての片鱗を垣間見ることができるシナリオでした。

 

 

・りーちゃんのシナリオは映像作品を作るという大学のワークショップにシナリオ担当として参加することになってりーちゃんですが、実写作品故にシナリオをいくつか変更せざるを得ないことになる。

しかし自分が作ったシナリオが変更させられることに我慢ならないりーちゃんだったが、京都で言われた言葉にハッと我に返り…という話です。

 

アニメではメイン5人の中で一番の年下にもかかわらず先輩たちとうまくやっているりーちゃんの我の強い部分や、片づけられていない部屋などズボラな性格が描かれていたのが新鮮でした。

ただ京都でアドバイスを受けて我に返るシーンはちょっと無理があったような…。

そういえば、アニメSHIROBAKO第17話ではりーちゃんの部屋に5人が集まったわけですが、その時は部屋がきれいでしたね。一生懸命掃除したのかなww。

 

 

・絵麻のシナリオは動画マンとして1年半やってきた絵麻がえくそだすっ!で原画マンが足りないという事もあり原画マンへの昇格のための課題を遠藤さんから出される。

その課題に苦戦していると小笠原さんから声をかけられて、武蔵野アニメーションのアニメーターさんや打ち合わせに来ていた瀬川さんなどと一緒に銭湯に行くことに。

銭湯でどうコミュニケーションをとればいいか困惑する絵麻に小笠原さんや井口さん、瀬川さんの方から話しかけてもらい…という話です。

 

絵麻の内気な性格がよくわかる内容で、また先輩として後輩を気に掛ける小笠原さんや井口さんの姿勢がアニメと一貫していてよかったと思います。

あと絵麻たちの地元は山形らしいですね。
アニメでは明言されていなかったのですが、上山高校から雪山が見えていましたし、P.A.WORKSということもあり富山県かなと勝手に思ってました。

今調べたら山形県に上山市という市がありましたので、そこなんでしょう。

 

 

・ずかちゃんのシナリオは養成所の基礎科から本科へ上がるための試験の準備期間を描いたものとなっています。
本科への受かるのが3割と聞いて気負ってしまい、いつも出来ていて、養成所の先生から褒められていたことができなくなり、それがさらなる焦りを生み追い込まれていくこずかちゃんが描かれています。

そんなずかちゃんが高校時代にみんなで作った神仏混淆七福神を見て、今の自分が忘れかけていたものを思い出すという話です。

 

ずかちゃんは5人の中では一番早くから声優になりたいと自分のやりたいことを決めてストイックに夢に進んでいただけに、必要な努力をやってきたという自負があるわけですが、それが気負いへと変わってしまい失敗してしまうというのはアニメの声優オーディションでも見てきただけに辛いものがありますね。

ただだからこそずかちゃんを応援したくなるわけで、アニメ本編で報われることがあるのを期待したいです。

 

 

・みーちゃんのシナリオは専門学校で3DCGについて勉強する日々を送るみーちゃんが企業課題を同期の女の子と一緒にやることになるというもので、もともと厳しいスケジュールだったものがトラブルでさらに厳しいスケジュールの中課題作成をすることになります。

納期を守るためにみーちゃんは一部2Dの仕様を提案しますが、一緒に課題をやる斧田さんは頑固でフル3DCGに拘ります。

絵麻のアドバイスを受けて、なんとか斧田さんを説得し、課題をクリアしようという話です。

 

カラオケでアニソンとか流すとたまにシンプルな3Dアニメが流れますが、あれはアニメ専門学校の生徒が作ったものだったんですね。初めて知りました。

あとボーイッシュな出で立ちなみーちゃんは本人もそのことを気にしていて男の子と間違われるような服装をしていますが、アニメではお弁当を作ってきたり、部屋の化粧台の前には化粧品が結構あったり、またこの小説内でもクッキーを作るシーンがあったりと女子力が高くて可愛いなと思いました。

また斧田さんから勧められて仕方なしに初めて乙女ゲーもいつの間にかどっぷりとハマってしまうところも可愛かったです。

アニメでは出番が少なくイマイチ魅力が伝えきれていない感があるみーちゃんですが、実はけっこうかわいい子なんだよってのが伝わる内容になっているかと思います。

 

<小説>SHIROBAKO イントロダクションの感想は以上です。

ではまた。

 - 2015年アニメ